
★舛田 侑也 / MASU
ランニングをはじめたきっかけと、今もやめられない理由を教えてください。
【きっかけ】
幼少期から持久走が得意で、中学時代に初めて陸上大会に出場したのが原点です。
当時は野球部でしたが、校内に陸上部がなかったため、大会前になると各部活から足の速い生徒が集められて出場していました。
練習期間はわずか2ヶ月ほどでしたが、中学3年生で県大会の準決勝まで進めたことで「自分には走ることが向いているのかもしれない」と実感し、高校から本格的に陸上競技を始めました。
【やめられない理由】
社会人になると、何かに全力で挑戦する機会は少なくなってしまいがちです。
そんな中で、仲間と切磋琢磨しながら常に「過去の自分」を超えようと全力を尽くす感覚は、ランニングでしか得られないものだと思っています。
走ることで何気ない毎日が刺激的なものに変わる。
だからこそ、自分の中でランニングをやめるという選択肢は今は考えられません。
ランニングに多くの時間を注ぐことについて、家族やパートナーはどう思っていますか?理解を得るために心がけていることはありますか?
夫婦揃ってランナーなので、理解を得るというよりは、もはや戦友ですね。笑
日頃からお互いに刺激し合い、魂を削り合いながら走ってます。
競技を続ける中で、一番つらかった時期はいつですか?そこからどう立ち直りましたか?
【つらかった時期】
社会人1〜2年目の、仕事と競技の両立に体が慣れなかった時期が一番つらかったです。当時は1500mをメインにしていたこともあり、月間走行距離は200kmほど。学生時代の貯金が目に見えて目減りしていき、記録も低迷。自分にとってはまさに黒歴史のような期間でした。笑
【立ち直ったきっかけ】
マラソンに取り組むようになって練習の考え方を変えたことです。闇雲に練習の質だけを追い求めるのではなく、日々のジョギングを大切にしようと決意し、苦手だったジョグの距離を伸ばしました。すると、土台ができたことで結果的にトラックの成績も向上。改めて、基礎であるジョギングの重要性を痛感しました。
フルタイム勤務(または育児・家事)をしながら、1週間のトレーニングをどう組み立てていますか?スケジュールを具体的に教えてください。
週に1~2回、競技場でスピード練習やペース走などのポイント練習を行い、それ以外の日はゆっくりとしたジョギングで繋ぐのが基本のサイクルです。
最近は1日20kmの走行距離を目安にしていますが、仕事をしながら一度にその時間を確保するのは容易ではないので、朝と夜の2回に分けて走る2部練習スタイルを取り入れています。時間を有効活用できるだけでなく、1回あたりの負荷を分散させることで怪我のリスクを軽減できるのも、このスタイルの大きな狙いです。
練習はどの時間帯に行うことが多いですか?また、走る前後に欠かさないルーティンはありますか?
基本的には夜型です。朝があまり得意ではないので、朝は軽く走り、夜にしっかりと距離を踏むパターンが多いです。
決まったルーティンは無いですが、ポイント練習の前はストレッチで股関節周りを念入りにほぐすことを意識して行っています。
週間走行距離は平均どのくらいですか?また、特に大切にしているキーポイントとなる練習メニューを教えてください。
【走行距離】
月間の平均走行距離は550km前後です。
【大切にしている練習】
以前はポイント練習を重視していましたが、最近は、ポイント練習を自分の調子を測る現状確認の場と捉え、日々の地道なジョギングや、日曜日の距離走といった土台作りの練習を何よりも大切するようになりました。
これまでで最も悔しかった怪我は何ですか?怪我を防ぐために日頃から行っていることを教えてください。
【これまでの怪我】
幸い、シーズンを棒に振るような大きな怪我の経験はありません。小さな故障を最小限に抑え、継続して練習を積めていることが強みだと感じています。
【怪我の予防策】
日頃からマッサージガンや筋膜リリースでのセルフケアを行っています。また、定期的に接骨院でのメンテナンスを取り入れ、客観的に身体の状態をチェックしてもらうことで、大きなトラブルを未然に防いでいます。
目標タイムや出場レースはどのように決めていますか?「高すぎる目標」と「現実的な目標」のバランスをどう考えていますか?
【目標設定の考え方】
マラソンでは、自己ベストを2〜3分更新することを基準に目標を立てています。2時間30分を切るレベルに近づくと、5分の差でも走力には大きな隔たりがあるため、着実に2〜3分を積み上げていく設定が妥当だと考えています。
【レースの選び方】
出場レースは春秋のシーズンごとに各2本が目安です。そのうち少なくとも1本は、自己ベスト更新を狙う本命レースとして位置づけています。本命には、好記録が期待できる国際大会や、コース設定の良い都市圏の大会を選ぶことが多いです。
自己ベストを大幅に更新できたレースの直前、何を変えましたか?トレーニング・食事・メンタル面を含めて教えてください。
昨秋の金沢マラソンでは、4年ぶりに自己ベストを更新することができました。今回最も意識したのは、走行距離を増やすことです。
具体的には、これまで苦手だった朝練を取り入れました。夜の練習量は維持したまま、朝の時間を使って少しずつでも着実に距離を積み重ねる。その意識を継続したことが、今回のPB更新に直結したと感じています。
マラソン後半、どうしても辛くなる場面で自分に何を言い聞かせていますか?レース中のメンタルコントロール術を教えてください。
直接的な回答にはならないかもしれませんが、後半に辛いと感じる展開になった時点で、自分の場合は自己ベストの更新は難しくなっていることが多いです。そのため、後半に備えるというよりは、最初から「辛くならないように」いかに冷静さを保って走るかを意識しています。
具体的には、30kmまでは普段のジョギングのようなリラックスした意識で進め、「ラスト12kmからが本当のマラソンのスタートだ」と自分に言い聞かせています。実際には30km手前で苦しくなってしまうことも多いのですが...笑
その意識の切り替えが自分なりのメンタルコントロール術です。
一緒に練習する仲間やランニングコミュニティはありますか?ひとりで走ることとの違いを教えてください。
普段は石川県金沢市を拠点とする「stylish」というチームで練習会を行っています。
一人で距離走をする時と、仲間と集団で走る時とでは、体感的な余裕度が1kmあたり30秒ほど違うように感じます。チームで走ることで、一人だと少し嫌になるような高い質の練習も自然とこなせてしまいます。何故かはわかりませんが...笑
練習用とレース用でシューズを使い分けていますか?また、ウェア選びで大切にしていることを教えてください。
【シューズの使い分け】
練習用とレース用で、使い分けをしています。普段のジョギングでは、足への負担を軽減し、脚力を養うためにあえてカーボンの入っていないシューズを着用し、ポイント練習やレース本番ではカーボン入りのレーシングシューズを使用し、実戦感覚を養うようにしています。
【ウェア選びのこだわり】
ウェア選びの基準は、機能性よりも見た目の好みで選ぶことが多いです。自分が納得できるスタイルで走ることを大切にしており、モチベーションの維持にも繋がると感じてます。
SAYSKY ATHLETEとして活動することは、ランナーとしての自分にどんな影響を与えていますか?
これまでは自分のために走るという意識が強かったのですが、SAYSKY ATHLETEとして活動を始めてからは、このウェアを着用して少しでも速く走りたい、という想いが強くなりました。その強い責任感と意欲が、昨年の金沢マラソンでの自己ベスト更新を後押ししてくれたと感じています。
また、この活動を通じて、本来なら接点がなかったであろう多くのランナーの方々と繋がることができました。多様な刺激を受ける中で、一人のランナーとして精神的にも競技的にも大きく成長させていただいています。
仕事や家庭を抱えながら『もっと速くなりたい』と思っている市民ランナーに、一番伝えたいことは何ですか?
最近特に強く感じているのは、時間が無いというのは単なる言い訳でしかない、ということです。
周囲を見渡しても、明らかに多忙な人ほど言い訳をせず、黙々と練習に励んでいます。結局のところ、やる人はどんな状況でも時間を捻出してやるし、やらない人はどんな状況でもやりません。
これは私自身への戒めでもありますが、速くなりたいという想いに対してどれだけ本気になれるか。すべては意識の持ちよう次第だということを、一番に伝えたいです。
あなたのランニングライフのなかで、SAYSKYの存在・魅力は何ですか?
これまでは自分の体型にしっくりくるウェアになかなか出会えずにいたのですが、SAYSKYは驚くほど自分の体型にジャストフィットしてくれるブランドで、非常に気に入っています。
また、大人のランナー向けの洗練されたシンプルなデザインも大きな魅力です。機能面でも感性面でも自分に最適なブランドだと感じており、これからも長く愛用し続けていきたいと思っています。

